カメラとパソコンや画像処理装置を繋ぐインターフェースには様々な種類があります。

このページでは主なインターフェースの種類と特徴について説明します。
※詳細につきましては規格書やデバイスのデータシートをご参照ください。

USB (2.0/3.0/3.1)

パソコンに搭載されている汎用インターフェースです。

USBポートの空きがあれば増設ボード不要なので簡単にパソコンと接続可能で、USBポートからの電源供給だけで動作可能なタイプが多いのが特徴です。

種類転送速度消費電流ケーブル長
USB2.0
High-Speed

480Mbps
500mA5m
USB3.0 / 3.1 Gen 1
Super-Speed
5Gbps900mA3m

カメラに使用されるコネクタ形状としては、Type-B、mini-B、micro-B、Type-Cがあります。

USB2.0 コネクタ (出典 : Wikipedia)
USB3.0 micro-Bコネクタ (出典 : Wikipedia)

デメリットとしては他の規格に比べてケーブルの長さが短いことが挙げられます。

長いケーブルを使用する場合は下記の方法が考えられます。

  • リピータケーブルを使って延長する
  • 別のインターフェースのカメラを選ぶ
  • 別のインターフェースのカメラを選んでデータコンバータをUSBでパソコンに取り込む

Giga-bit Ethernet

こちらもパソコンに搭載されているインターフェースで、一般に「Ethernet」や「LAN」と呼ばれています。

市販のLANケーブルを使用し既設のLANに追加することが可能であり、USBに比べて長いケーブルを使用できるのが特徴です。

電源ケーブルとLANケーブルが別になっている製品が主流ですが、中には1本のLANケーブルでデータと電源を供給できるPoE(Power Over Ethernet)に対応した製品もあります。

「Giga-bit」という名称ですが、複数の機器が接続されたネットワークに接続する場合はデータ転送速度はそれほど速くないため、MJPEGやH.264など圧縮された画像データを出力するタイプのカメラが多いです。

HDMI

パソコンやテレビ、モニタなどに搭載されているインターフェースです。

バージョン1.0から2.1まで策定されており、各バージョンの転送速度は下記のようになっています。

バージョン伝送速度
1.0  ~ 1.2a3.96 Gbps
1.3 ~ 1.4a8.16 Gbps
2.0 ~ 2.0b14.4 Gbps
2.142.6 Gbps

HDMI入力端子を搭載したテレビやモニタに接続することが可能です。

パソコンに搭載されているのは出力専用のため、パソコンに取り込むにはキャプチャ用の増設ボードかキャプチャユニットが必要です。

HDMIコネクタ (出典 : Wikipedia)

SDI (HD-SDI / 3G-SDI)

主に監視カメラに使われるインターフェースで、1本の同軸ケーブルで
画像データとカメラの制御信号の転送が可能であることが特徴です。

電源重畳回路と組み合わせることで、データ転送と電源の供給を1本の同軸ケーブルに纏めることが出来ます。

画像データを取り込むには専用の増設ボードやモニタが必要になります。

また、カメラとパソコンとの接続にはBNCケーブルを使用するのが一般的です。

BNCケーブル (出典 : Wikipedia)

GMSL / FPD-Link-Ⅲ

主に車載向けのカメラやディスプレイを接続するために作られたインターフェースです。それぞれ、Maxim Integrated社、Texas Instruments社、Sony社が対応するLSIを発売しています。

1本の同軸ケーブル、又はツイストペアケーブルで画像データとカメラの制御信号の転送が可能であることが特徴です。

電源重畳回路と組み合わせることで、SDIと同様にデータ転送と電源の供給を1本の同軸ケーブルに纏めることが出来ます。