カメラから出力される画像データのフォーマットには様々な種類があります。

ここでは代表的なデータフォーマットについて簡単に説明します。

RAW (RGB Bayer)

イメージセンサの情報をそのまま出力する形式です。

イメージセンサの性能を最大限に活用できる反面、

  • データ量が非常に多いためインターフェースによってはフレームレートが遅くなる
  • そのままではパソコンで表示することは出来ないため、ソフトウェアやハードウェアでの変換処理が必要

といったデメリットもあります。

カラータイプのイメージセンサの表面には「ベイヤーフィルタ」というカラーフィルタが装着されています。

ベイヤーフィルタの構造 (出典 : Wikipedia)

このフィルタは一画素につきR、G、Bのいずれか一色だけ通過できる構造になっており、イメージセンサから出力されたデータを基に画像処理プロセッサやパソコンのソフトウェアで変換することで元の色を再現することが出来ます。

YUV (YCbCr / YPbPr)

イメージセンサから取得した色情報を輝度と色差に分離したデータフォーマットです。YCbCr、YPbPrとも呼ばれます。

厳密に言えばこれらの用語の定義は異なるのですが、カメラやパソコンではYUVと呼ばれることが多いです。

YUVのYは輝度、Uは青から輝度を引いた情報(B-Y)、Vは赤から輝度を引いた情報(R-Y)を表しています。

「輝度の変化に敏感で色差成分は間引いても不自然に見えない」という人の目の特性に着目し、色差成分を間引いたYUV422やYUV420などのフォーマットがあります。

色差を間引かずに転送するYUV444、輝度のみ(つまりモノクロ)を転送するY800というフォーマットもあります。

RGB

パソコンやモニタで表示するために使われる一般的なデータフォーマットです。

パソコンでよく使われているRGB888の他、組込機器のディスプレイでよく使われるRGB555やRGB565などのフォーマットがあります。

MJPEG

1フレーム毎の画像データに対してJPEG圧縮を施した圧縮動画フォーマットです。

イメージセンサやUSBコントローラにJPEG圧縮機能を搭載している製品もあり、伝送速度の遅いインターフェースを持つ小型カメラで高画素の画像データを送信するために使われます。

H.264 (MPEG-4 AVC)

最近よく使われる圧縮動画フォーマットで、圧縮率の高さ、画質の良さからパソコンやモバイル機器などで使うことが出来ます。

Ethernet、WiFi、USBなどのインターフェースのカメラで使われます。